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パソコンのウイルスソフトは何を選べばよい?【在宅ワーク・副業でのITセキュリティ】

ITセキュリティ

Windowsには、Windowsセキュリティという機能があり、昔に比べてウイルスの検出能力は強化されていますので、市販のウイルスソフトは不要という声もあります。

ただ、以下のような、人の行動に対する予防的措置が役立つようなケースでは、市販のウイルス対策ソフトをインストールすることをおすすめしています。

市販のウイルス対策ソフトを使用したほうがよい場合

  • オンラインバンキング(決済・振込など)、オンラインショッピングなどを行う
  • 仕事上、漏洩が許されない情報を扱っている(ビジネス利用のパソコン

今回の記事は、セキュリティは、ITだけの話ではないので、「情報セキュリティ」として解説します。

解説をとばして「まとめ」を読む場合はこちらをクリックください。

セキュリティ対策はなにから考えればよいか

セキュリティはパソコンだけに限ったものではありませんので、考えることが非常に多く、どこから手を付けてよいか、わかりにくいかと思います。

そのため、まずどのような脅威があるか紹介します。

IPA独立行政法人 情報処理推進機構 (https://www.ipa.go.jp/index.html)によると、組織向けの10大脅威は、次のとおりです。

10大脅威2023

引用:IPA情報処理推進機構
https://www.ipa.go.jp/security/10threats/10threats2023.html

それを踏まえ対策は、分類すると、次の4領域があります。

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セキュリティ対策の4領域

技術的対策

PC、サーバー、ネットワーク、保存データを守ること

人的対策

職員がセキュリティ管理の重要性を理解し、ルールを順守すること

物理的対策

紙、USBメモリ、PCなど機器の紛失による情報漏洩を防ぐこと

情報セキュリティの統制

上記対策をとるための組織責任者が行う対策

では、具体的に、在宅ワーク環境での具体策はどのようなものでしょうか。

自宅パソコンでの具体策

機器に対して行うべきこと

アップデートやセキュリティパッチを適用

すべてのPCやサーバに、アップデートやセキュリティパッチを適用します

ウイルス対策ソフトを導入する

個人向け製品でも複数のパソコンに導入できますので、全台導入しましょう。

PCとサーバの定期的なバックアップ

機器の故障があった場合の復旧手順書や、データのバックアップなど、壊れることはあるものとして準備しておくことが重要です。

情報セキュリティのルールを参考に、セキュリティのポイントを把握

まずはITセキュリティに関するWEBサイト等を確認することから始めるとよいでしょう。
出典: 総務省『 国民のための情報セキュリティサイト

例えば、上記サイト内の「 社員・職員全般の情報セキュリティ対策 」というページは、会社向けですが、そこを読むことで、自宅環境んび応用できそうなポイントがいくつも見つかります。

※情報セキュリティ上の注意点を抜粋すると以下のようなものがあげられます。

  • IDとパスワードの適切な管理
  • WindowsOSやソフトウェアのバージョンアップ
  • ウイルス対策
  • データのバックアップ
  • 廃棄PCや持ち込み(持ち出し)メディアの取り扱い(情報漏洩)
  • 悪意のあるホームページを見に行かない
  • 標的型攻撃への対策
  • 電子メールの誤送信
  • 持ち運び可能なメディアや機器を利用するときの危険性
  • クラウドサービスの利用
  • SNS利用上の注意

その他にも、IPA 独立行政法人 情報処理推進機構からも、同様の資料がダウンロードできます。

このように、インターネット上の脅威やセキュリティのリスクを知っておくことが重要です。

セキュリティ対策ソフトとは

コンピュータウイルス・マルウェア

コンピュータウイルスは、「情報を盗む」「データを破壊する」などを目的に作成された、悪質なプログラムのことです。

セキュリティ対策ソフトとは、PCにインストールすることで、それらのウイルスを発見、駆除することを目的としています。

また製品ごとに機能には差がありますが、PCの利用者が、危険なサイトへアクセスしようとしたときにブロックする、という機能など、単にウイルスを検知して駆除するということ以上に、人の行動に対して予防的措置をとるものもあります。

現在、Windowsにも標準的に「Windows セキュリティ(Defender)」というウイルス対策ソフトが組み込まれており、その検出性能も高く、市販のウイルス対策ソフトは不要という声も聞こえてきます。

ですが、当サイトが市販のウイルス対策ソフトを推奨する理由は、上記「予防的措置」がある点です。

 
スモールオフィスや自宅ワークで、仕事のデータ、お客様のデータを扱う場合や、銀行等のオンライン取引を行う場合には、その安全を確保することも重要です。
管理人は、「ついうっかり」で危険なサイトを踏んでしまうことの対策として、ウイルス対策ソフトをずっと使っています。

ウイルス対策ソフトの法人向けと個人向け

法人向けと個人向けでは違いがあり、法人向けの社内サーバー型では、以下のような特徴があります。

  • 多数のPCへの導入と、その後のアップデート管理やライセンス更新が、一元化された管理画面で行えることが多い
  • ライセンス期限が細かく、1か月単位で購入可能であることも多い(個人向けは1年単位が多い)
  • 大きなIT環境で、多数のPCに購入する場合は、費用メリットが大きい

上記のように、法人向け製品の場合は、多数のPCを管理するうえでのメリットが大きいです。

ですが、個人向けの製品は多くの場合クラウド型ですので、インターネットに接続されていれば常に最新版に保たれます。

在宅ワークや副業の仕事で、対象PCが、手の届く場所で使用されているような状態であれば、個人向け製品で十分でしょう。

ウイルス対策ソフトの選び方

個人向けのセキュリティソフトとして、性能や評価がよいものとしては、以下のようなものがあります。

  • ノートン360
  • ウイルスバスタークラウド
  • ESETセキュリティソフト

評判として、動作が軽いと言われているのは「ESET」、検索機能の強さとしては「ノートン360」など、違いがありますので、費用や管理上の手間の観点で選ぶとよいでしょう。

まとめ:情報セキュリティは「データ」を守ること。その中でもパソコンにはウイルス対策ソフトを使う。

スモールオフィスでの情報セキュリティのポイント


  • 情報セキュリティは、技術(機器やデータを守る)、教育(危険を知る)、物理(紙やUSBメモリからの漏洩を防ぐ)、統制(ルールをつくる)、ことが必要です。
  • ルールは、インターネットで検索し確認。
  • パソコンには、ウイルス対策ソフト(仕事で使うパソコンでも個人向けでよい)を導入する。
  • ウイルス対策ソフトはライセンス切れに注意
 
いかがでしたでしょうか。
今回は、情報セキュリティの概要と、その中の1つであるパソコンのウイルス対策についてご紹介しました。
皆さまのご参考となれば幸いです!