HP社の家庭用インクジェット複合機「ENVY Inspire 7920」は、私の自宅仕事でとても活躍してくれています。
これまで自宅仕事に家庭用プリンタをいくつも使用してきましたが、そのときに残念だなと思っていたポイントが、この「ENVY Inspire 7920」では発生しない仕組みなんですよ。
ところが私がおすすめするこの複合機のメリットは、実はデメリットと表裏一体みたいなところがありますので、そのあたりを中心に今回は解説しますね。
納得できる家庭用プリンタ選びの参考情報としてご覧ください。
おすすめポイント①:ツートンカラーと丸すぎないデザイン
平たいプリンタ族です
家庭用プリンタとしてのフォルムは、平たい・平べったいのが基本ですね。
幅460mm×奥行383mm×高さ233mmなのですが、高さ233mmはちょっと高めです。
真正面から撮ったのは、こんな感じです ↓
ちょっと高めなのは、この複合機のおすすめポイントであるADF(自動給紙送り装置)があるからです。
ADF機能のことは記事の後半で触れますが、ここではデザイン面で、家庭用複合機としては平たいほうが取り回しが楽という点に注目しますね。
高さが高いと、ガラス面に紙を置いてスキャンやコピーをするときに、フタ部分を上げるので、棚の中段に置くときに困るんですよ。
棚の中段に置いてみて、フタを開く分だけ、その上の棚板を、上方に組みなおさないといけないとか、そういう困りごとです。
このADFが付いているのに、この高さで収まっているのは、しょっちゅう自宅ワークスペースのレイアウト変更をする私にとって良い点です。
穏やかなバイカラーと丸すぎない形状
ツートンカラーって最近聞かないなと思ったら、バイカラーという言い方になっているのですね。
言い方はともかく、マットな感じのホワイトがベースになっていて、直線的な淡いベージュとのTwo-Toneがいい感じです。
個人的に、この穏やかなカラーリングと、ちょうどよい丸みがお気に入りです。
おすすめポイント②:ADF・シングルカートリッジ・ヘッド一体型インク
ADF:Auto Document Feeder(自動原稿送り装置)
ADFは、原稿を自動的に原稿台に送る機能のことで、コピーやスキャンなどの業務効率と生産性が向上するとても便利な機能です。
会社で使う大きな床置きタイプのコピー機には、ずいぶん以前からありますよね。
ただ、スピード感は、会社のコピー機とは比べ物にならないので、期待しないでください。
びっくりするほど遅いです。A41枚スキャナするのに、24秒かかりました。
これは、スピード感ではなく、紙をセットしてスタートすれば、あとは放置できる、という点がおすすめだということですよね。理解しました。
家庭用でも、もう少しビジネス向けのものにはADFは付いています。
ですが、この価格帯で、この平たいプリンタ族にADFがついているとなると、かなり機種が絞られますよね。
そしてこの後ご説明する2点のおすすめポイントと合わせて考えると、個人的には、このプリンタがおすすめなのです。
シングルカートリッジモード
シングルカートリッジモードとは、HP社の製品ページによると「黒かカラーどちらかのインクが切れても印刷が可能」であることです。
具体的にはこうです ↓
これは、カラーインクを取りはずしたままフタをして、そのままモノクロ印刷ができている、という図です。
(いくらでもズルできる画像ではありますが、本当なんですー)
そのとき液晶パネルの表示はこうなります ↓
パソコン側で、グレースケール印刷を「黒プリントカートリッジのみ」に設定する必要はありますが、モノクロ印刷が、黒インクカートリッジだけで可能です。
これは、地味にありがたいことです。
できて当たり前だと思っていたのですが、これまで使っていた家庭用プリンタでは、黒印刷をするためにも、カラーインクが必要で、カラーインクが無くなったら、黒印刷ができなくなっていました。
これってずっと納得いかなかったんですよね。
モノクロレーザー複合機とは違うんですよ。
なので、やっとこれからは、カラーインクが切れても、カラー印刷が必要になるまでカラーインクを買わなくていいという状況になりました。
ヘッド一体型カートリッジ
使用頻度が低いと、インクが固まってプリントヘッドの目詰まりが起きる問題がありました。
特にカラー印刷の頻度が低いためにカラーインクで起きていたのですが、こうなると、プリンタのクリーニング機能で復活することもあまりなく、結果、先述の「モノクロ印刷もカラーインクが必要問題」があるために、使い物にならず、何台か買い替えてきました。
ヘッド一体型カートリッジは、目詰まりが起きても、インクカートリッジを交換すればプリントヘッドが新しくなるので安心です。
プリントヘッドが詰まっていなくても新しくなるのですが、やむなしと割り切ってます。
もちろん、その分インクが高額、という問題があります。
ですが、今まで「モノクロ印刷もカラーインクが必要問題」に納得ができておらず、そのうえ使用頻度の低いカラーインクが目詰まりする、という点が嫌だったので、このHP ENVY Inspire7920は、私にちょうどよい機種だな、と思っています。
まとめ:インクが高額だけど長期的なメンテナンスの観点でおすすめです!
おすすめポイント
- 穏やかな色合いとコンパクトなデザイン
- シングルカートリッジ対応でカラーインクを外しても黒インクだけで印刷が可能
- プリントヘッド一体型インクなので、インクを買い替えればヘッドの目詰まり解消
- これにより家庭用プリンタの2大納得いかない問題「モノクロ印刷もカラーインクが必要問題」「使用頻度の低いカラーインクが目詰まり問題」が解消!
残念ポイント
- その分インク代が高額
- A4用紙以外の紙のセットが、スムーズにいかない
以前から、家庭用プリンタの「モノクロ印刷もカラーインクが必要問題」「使用頻度の低いカラーインクが目詰まり問題」への対応として、次にモノクロレーザー複合機にしようかな、と思っていました。
ただ、そこまで印刷頻度が高くなく、またレーザープリンタは見た目も大きいので、なんとかインクジェットの家庭用プリンタ複合機で対応したいと考えて探していたところ、HP ENVY Inspire7920を見つけました。
高額なインク代は、自宅仕事の必要経費として折り合いをつけております。
私には、ほんとうにちょうどよいプリンタ複合機です。
文書の電子化の必要性も高まり、スキャナの利用頻度も多くなりました。 プリンタ複合機であれば、プリンタ機能、スキャナ機能、FAX機能が1台に集約されており、事務所内のスペースの効率化となりますので、もはや一般的かと思います。 床[…]