当サイトはアフィリエイト広告を利用しています

自然素材でシンプル・ナチュラルなリノベーション【マンションリノベ体験談と10年後】

living_a_13

約10年前、中古マンションを購入して、自然素材をふんだんに使ってのリノベーションをしました。

家族のアレルギー体質のこともあって、家具などの工夫よりも、床や壁を自然素材にすることを重視したリノベーションです。

そのときのうまくいったところや、今振り返ると、こうしたらよかったな、というところをご紹介します。

ところで、中古マンションを、自然素材を使ってリノベーションすることって、業者さんのサイトで施工事例として、よくありますよね。

でも10年経ったあとのリフォーム後の自然素材の様子って、あまり見かけないと思いませんか?

自然素材は、傷がついたりしやすいけれども長持ちすると一般的には言われます。

その実際のところはどうなのか、そういった体験談を、10年前のリノベーションする前に知りたいなと思っていました。

なので今回は、自然素材リフォームで10年以上経過してみての実際のところを踏まえて、記事にしていきますので、どうぞご覧ください。

自然素材リノベーションで実現したかったこと

living_a_13

自然素材で実現したかったこと3つ

中古マンション+リノベーションで、やりたかったことは次の3つです。

  1. 室内の壁・床・天井をすべて自然素材にする
  2. 風通しを良くする
  3. 収納効率の高い造作家具
Advertisement

中古マンション×リノベーション×自然素材のために最初にしたこと

住みたい地域の不動産屋さんをまわり、中古マンション+リノベーションで、自然素材をたくさん使った住まいにしたいことを伝えたところ、話の合う不動産屋さんが見つかりました。

そこで物件の候補と、希望のリノベーションができそうな工務店さんを紹介してもらいました。

おすすめ記事

私たちは、自然素材で中古マンションを購入し、自然素材でリノベーションをしました。 そのときの満足度や成功のカギは、業者さんとのコミュニケーションです。 今回は、そう思うに至った私たちの経験をご紹介しますね。 [[…]

renobe4

床下も重要

マンション購入後は、工務店さんと打ち合わせを重ね、実際にすすめていただきました。

アレルギー対策も踏まえた自然素材リノベーションなので、床下や、接着剤にも、自然素材に近いものにしたいことを理解してくださり、こちらの指定したものを多く使ってもらいました。

この遮音材と天然成分の接着剤もそうで、化学物質をできるだけ使っていないものです。

アトピッコハウス社の遮音材と専用接着剤

work_shaonzai01-2
おすすめ記事

今回は、自然素材に囲まれた暮らしを求めて、中古マンションのリノベーションに挑戦した私たち夫婦にとって、重要ポイントとなった経験をご紹介します。 アレルギー対策や、自然素材の心地よさを考えて、マンションリノベーションをしたいと思った私[…]

work_shaonzai01-2

自然素材の床:無垢材フローリング・天然わらの畳・天然コルクの無垢材を使用

ヒノキの無垢フローリング

床はあこがれもあって、高級といわれるヒノキにしました。

いい香りがします。

リビング・キッチン・廊下部です。

予算の都合上、節が多めとなりましたが、その点は使用後はすぐ気にならなくなりました。

yuka_a_02-2

杉の無垢フローリング

子供部屋の床は杉です。

ヒノキより少しリーズナブルです。

少し赤味がかっているのですが、これもいいですね。

yuka-croom

自然素材の畳

ワラ床&国産い草&純綿へり&防虫シートなし&無着色の昔ながらの畳です。

奥さんが見つけてきてくれた業者さんにお願いしました。

tatami_a_02

天然コルクマット

これも奥さんが見つけてきてくれて、指定したものです。
コルクマットと聞くと、ホームセンターで売ってるあれかな、と思いましたが違いました。

天然コルクを固めたもので、天然オイルで表面を仕上げてあって、撥水性に優れます。

なので、洗面・脱衣スペースと、トイレ、ウォークインクローゼット(というか納戸)は、天然コルクの床にしました。

walkincloset02

壁と天井は全部しっくい(お風呂を除く)

しっくいは、調湿作用や、消臭効果があり、ラフな手塗り感にできたり、デザイン性も高いので、やってみたかったんですよね。

すべての部屋、というのは、費用もかかりましたが、14年経った現在も、ずっと空気がキレイな感じがあります。

無垢木材の床と、しっくい調湿作用のせいか、冬に窓の結露がありません

kabe_a_01

おすすめ記事

私たち夫婦の、自然素材×マンションリフォーム記録の、塗り壁編です。 リフォームの際、壁には特にこだわりたかった私たちは、塗り壁の選択肢として「しっくい」と「珪藻土」を検討しました。 そして最終的に選んだのは「しっくい」です。 […]

kabe02-3

キッチンを対面式から壁付けに変更

中古マンションとして購入したとき、対面式キッチンだったのですが、キッチンの空間が部屋として区切られていて、そのさらに奥にある洗面・脱衣所への風通しが悪かったんですよね。

なので、壁付けタイプのキッチンにして、廊下部分と区切るところに壁面収納をつけることで、風通しと収納力を良くしました。

kitchen_ba

↓左側がキッチンに、右側が壁面収納になる部分です

work_kitchen_closet

↓キッチン部分を壁付けタイプに

kitchen_a_01

↓キッチンと廊下を区切る壁面収納

closet_a_03

↓中は可動棚です。図書館の本棚のようにしました。

closet_a_02

リビングを1つにしてテレビを隠す

もともとリビングと和室に分かれていたのですが、間の壁を取り払って、1つの大きなリビングにしました。

また、テレビの画面というのが、インテリアとして、部屋に調和することが難しいと思っていたので、これも壁面収納の考え方にして、テレビは隠せるようにしました。

living_ba

↓もともとはこのようにふすまで区切られた2部屋

living_before

↓1つの大きなリビングにしました。テレビは隠れています。

living_a_04

↓テレビやAV機器を使うときだけ開ける

living_b_38-2

自然素材の温かみと落ち着いた雰囲気の空間

無垢木材としっくい塗りの壁には、調湿作用や消臭効果があり、空気がキレイな感じがします。

↓施工完了後、数ヶ月の状態

living_a_12

床の経年変化

空気のきれいな感じは、14年経過した今も続いていて、ずっとお気に入りの空間です。

ただし、色合いは変化します。

↓14年経った状態

living_b_25

傷はつきやすいです。ただ湿気を吸うので、少し膨らんでマシになったり、色がついたり、めだたなくなってきます。

大きな変化としては、無垢木材は、年数が経つと、色が変化します。

これは、木のリグニンという成分が、光があたって化学変化を起こすため起きる現象で、ヒノキのような白っぽい木は、色が濃くなっていきます。
質が悪くなっているわけではなく、自分が使ってきたフローリングのことなので、むしろ愛着となっています。

また、木から出る成分や、足の皮脂などで、ツヤが出ます。

これは触ってもベタついていませんし、スベりすぎることもなく、ちょうどいい感じのワックスのようになります。

これも、自分の家だと愛着ですが、味が出てきたと思えるかどうか、好みが分かれるところかもしれませんね。

電動サンダーで床を磨いてみた

先ほどの「リグニンという成分による色の変化」は、光が当たる表面から 0.2mmの深さまでで起きます。

なので、ここを削れば、元の状態に戻ると聞いていましたので、実際に試してみました。

↓近所のホームセンターでレンタルしたサンダー(左側が削った部分)

yuka_b_11-2

↓もう少しわかりやすく差がでているところ(上4本分が磨き済)

yuka_b_05-2

紙やすりを電動サンダーにセットして削るのですが、この紙やすりの目を粗くすれば、もっと深く削ることができると思います。

あまり削りすぎて失敗しないかな、とビビったので、320番というだいぶ細かいもので、軽くかけました。

↓それでも廊下部を含めた25平米ほどに8時間かかりました

 (あんまり違いがわからないかも)

living_c_08-2

ネットで調べると、120番くらいの粗さで削って、白さを出して、そこから240番とか320番の細かさで滑らかに仕上げると良いようですね。

ただ、それだともっと時間がかかりそうです。

12/30という年末にしたのですが、正月に間に合うのかと心配で、心の余裕がありませんでした(笑)

関連記事

無垢フローリングは、天然の木なので、木のリグニンという成分に光があたることによる色の変化が起こります。 ちなみに、この化学変化は、木の表面から 0.2mmの深さまでで起きます。 私もマンションリフォームしてから10年以上経ちま[…]

yuka_b_11-2

【厳重注意】無垢フローリングへのワックスでNGなこと

さて、無垢木材の床に電動サンダーをかけたあとは、ワックス・オイルを塗る必要があります。

そうしないと、もし水分をこぼしたときに、それが染み込んでしまい、カビになるからです。

ただ、無垢フローリングへのワックスを塗るとき、厳重注意のNG事項があるんです。

その絶対NGとは、樹脂系ワックスを塗ることです。

樹脂系ワックスやウレタンニスコーティングしてしまうので、木が呼吸できません

無垢木材のフローリングのメリットである調湿作用がなくなります

また肌触り・足触りも、冷たい樹脂系のような感触となりますので、自然素材の良さが失われてしまいます

無垢木材に塗布可能な、自然塗料を使いたいところです。

自然塗料は確かに持続性が劣るので、定期的に塗りなおさないといけないです。

ただ私の家は、定期的に塗るのはサボりがちですが、ウレタンニスを塗るくらいなら、無塗装のほうがまだ良いかもですね。

ウレタンニスを使うと、無垢材の良さが全部消えてしまうので、価格にも見合いません。

それならいっそ合板フローリングのほうがマシかなーと思います。

関連記事

天然の木材や、無垢木材のフローリングに、絶対使ってはいけないワックスがあります。 それはコーティングするタイプのものです。 無垢フローリングは、ワックスの落とし穴があります。 ワックス選びに失敗しないようご注意いただきた[…]

mitsuro

まとめ

結局、リフォームは、それをすすめているプロセスの時点から楽しいんですよね。

私たちは、可能な限りたくさんの自然素材を使う、という考え方でリフォームをしました。

そして自然素材の風合いが味となり、14年経った現在も満足感が続いていますので、本当にやって良かった、と感じています。

ただ、自然素材の変化は、それをネガティブな要因と感じる人にとっては、悩ましいところかもしれませんね。

木の種類によって、変化の仕方も違いますので、時間が経ってどのように変化するかに注意しながら、木を選ぶのも楽しいかと思います。

自然素材での中古マンションリノベーションは、人生でもう1回やりたいと思えるほど、魅力的でおすすめです!

自分だけの空間を、ぞんぶんに作ってみてくださいませー!

無料で資料請求できるおすすめリノベーション会社

資料請求やメーリングリスト登録して、物件や施工内容へのアンテナを張っておき、情報源して活用してくださいね。

マイリノ

無料の資料請求も、フォームから申し込み後、送られてくるメールからダウンロードできるので簡単です。

リノベる

全国展開されているリノベーション会社さんです。

ひかリノベ

関東を中心に展開されているリノベーション会社さんです。