PCが急に壊れた時、頭を悩ませるのが「修理するか新品を買うか」の選択ですよね。
今回は、修理で損をしないためのちょっとしたコツをお教えします。
今回のお困りごと
修理するか買い替えるか迷うなー。。。
どう考えたらいいのかな?
基本はシンプル:価格と効用で考えましょう
まず、壊れたPCの元の価格は忘れましょう。
それはすでに失われた金額だからです。ここを考えると混乱します。
大事なのは、次の2つです。
- 修理にはいくらかかるか
- 新しいPCを買うのにいくらかかるか
例えば、修理するなら40,000円で、新しいPCが70,000円だった場合で考えてみますね。
修理か新品か、ポイントは2つ
修理費用は新品価格の何割?
修理費用が新品価格の一定の割合を超えるなら、新しいのを買った方が得ですね。
例えば、買ってから2年で壊れたパソコンの場合、目安として、修理費用が新品パソコンの50%より高い場合は、新品購入のほうがお得だと考えます。
また保証期間中なら無償修理ができる範囲も大きいのですが、保証期間が終わって、その後、時間が経つにつれて「新品のほうが得」のラインが低くなっていきます。
残り寿命で考える
修理した後、PCがどれくらい持ちそうかも重要です。
修理後の1年あたりのコストが、新品を買った時の年間コストを超えるなら、新品の方がお得感がありますね。
上記2つのポイントで判断すると、2年めの場合には、修理と新品購入の両方に分かれてしまいました。
その場合、どちらを選んでも大差ない、ということになります。
例外も考えましょう
割合や年間コストで判断すべきでないケースもあります。
故障PCの中のデータが必要だったり、特殊な機能が必要だったりする場合、またPCがあと1年だけ動けばいい、という場合などは、修理の方がいいかもしれません。
逆に、IT技術の進歩によって、新しいPCは、より高速で効率的な作業が可能となり、最新の技術に対応していることもあります。
まとめ:原則は修理費用の割合や年間コストで、あとは例外要件を検討して考える
【原則】修理か買い替えかの判断ポイント
- 故障PCを買ったときの値段は考えない
- 修理費用と、新品PCの値段の割合で決める(50%を超えるようなら買い替えがおすすめ)
- 修理費用を耐用年数で割った年間コストで比較する
例外を考えよう
- 重要なデータがある、特殊な機能があるなど、修理すべき要件がないか
- 買い換えて、最新技術でサクサク動く新品に変えることも、時には必要
「修理するか新品か」の判断は、状況によって変わります。
今回紹介したのはあくまで目安です。
実際に使ってみて、「ん?なんか違うかも」と思ったら、修理と新品購入の境界線となる割合を見直すのも賢い選択です。
要は、長い目で見て、最もお得かつ便利な選択をしましょう。